歯周病治療

    歯周病治療の流れ

    歯周病治療

    歯周基本治療は保険が適応されます。

    歯周疾患と診断された方全員にお勧めしています。

    STEP.1

    歯周基本検査、ブラッシング指導、写真撮影後、プラークコントロール、歯肉縁上を主としたスケーリング、を行います。

    STEP.2

    その後、再び歯周基本検査でその効果を確認後、必要に応じて必要な部位に歯肉縁下のスケーリング、ルートプレーニングを行います。

    STEP.3

    再び歯周検査(基本、深部ポケットの残存を認める場合は精密検査)を行い、ここで病状安定した方は治療終了、またはメインテナンスに移行します。

    STEP.4

    病状安定を見ない場合は、さらにポケット深部の徹底的汚染除去、ポケットの除去を行います。(これを歯周外科と呼びます。当院ではこの手技は、ほぼ全て手術用顕微鏡下で実施します。この処置で手術用顕微鏡を用いている歯科医はごく少数ですが、効果は大きいと考えています。)

    STEP.5

    再び歯周検査を行い、病状安定後はその病状に応じてメインテナンスプログラム:歯周病安定期治療に入っていただき、定期的な検査と同時に全顎的なクリーニング、プラーク除去を継続していき、安定した歯周状態を維持していきます。
    *歯周組織検査はiPad miniにて入力し、Wi-Fiを介して即座に電子カルテ内に保存され、カルテ内、毎月の交付文書内にプリントアウトされます。

     

    口腔内写真の撮影

    歯周病治療

    歯周病安定期治療時は口腔内写真撮影が義務付けられています。

     

    生体モニターの装着

    歯周病治療

    10種の指定疾患罹患患者さんの場合、多くの処置、手術中は安全のため、血圧、脈拍、呼吸のモニターを装着したままにする義務があります。

     

    当院での歯周病治療例

    1.歯周治療(歯周補綴、矯正治療、インプラント)その1 【60代 女性】

    歯周病治療、矯正治療の後、左上と右下の欠損部にはインプラントを適用し、取り外し式の入れ歯をなくして両側で咀嚼できるようになりました。
    中等度の糖尿病でしたが、治療終了後は血糖値が低く維持されており、歯周病と糖尿病との関連が再認識されましたが、何より継続的なメインテナンスが大切です。

    治療前
    症例
    治療途中:矯正治療
    症例
    治療後
    症例
    治療後
    症例

     

    2.歯周治療(歯周補綴、インプラント)その2 【50代 男性】

    部分義歯に馴染めず、残った歯で何とか噛んでいる状態でした。
    徹底した歯周病治療、インプラントの適用により、歯並びが蘇りました。

    治療前
    症例
    治療前:レントゲン写真
    症例
    治療後
    症例
    治療後
    症例
    治療後
    症例
    治療後:レントゲン写真
    症例

     

    3.露出根面被覆 【30代 女性】

    外側の歯肉が失われて冷たい飲み物がしみる状態が強くなって、このまま進行し続けたらと心配になり来院されました。
    上顎の内側の粘膜(口蓋粘膜)の中にある結合組織というものを移植して回復させることができました。
    この方の様に日本人女性は特に歯肉が薄いことが多く、成功させるのには熟練を要します。

    治療前
    症例

    術直後:いわゆるカンガルーテクニック
    症例
    治療後
    症例

     

    4.付着歯肉増大術 【40代 男性】

    歯の萌え際の歯肉が薄く短く、このまま冠をかぶせ直しただけでは、またじわじわ歯肉が下がる可能性が高い状態でした。
    そこでまず、上顎の歯肉の下の組織を移植して、歯肉の厚さと幅を増やしてからクラウンを再制作しました。
    術後6年を経ても歯肉辺縁の状態は安定しています。

    治療前
    症例
    治療後:付着歯肉増大術後
    症例
    治療後:クラウン再製作後

    症例
    術後7年後:安定した歯肉辺縁を維持している。
    症例

     

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